通貨≒ 時間
遺伝子操作された人間は、25歳になると腕に余命(残り時間)が表示される。
そこから残りの人生のカウントダウンがはじまる…。
時間が通貨となった世界では貧困層は労働で時間(残り時間)を稼ぐしかない、その稼いだ時間を家族と分け合いながら。
この映画を観てどう感じる?
“時”は誰にとっても苦痛よ
貧者には死
富者には倦怠
無茶をしない限り永遠に生きられる
このセリフがずっと耳に残ってる。
果たして不死って幸せなんだろうかね。無茶をしない人生なんてつまんないよ。生きてる実感が得られないでしょ。
不死は望まないけれども、だからといって他人が人の命を操作するのはあってはならないこと。
みんな自分が生き延びることで精一杯の過酷な状況でも、必ず手を差し伸べる人はいるよね。きっとASKAさんは、主人公と同じ行動をとる人。
自分はいつもギリギリの時間だけを持って、残りの時間は人に分け与えるような。
当時観た時には、“こんな世界が現実になったらやだなー”なんてことをどこか他人事のように笑いながら話してた。
でも、久々に観たら現実世界がそこに近づいてる気がしてならないよ。